旅館数激減 減り続ける宿数

2015年06月21日(日)12時45分
                 
6月17日の記事(温泉地は疲弊してる?)の関連。

満室でも、利益はほとんどないんだろうな。

先日の宿泊地もそうだった。

湯快リゾートや大江戸温泉物語が進出し、負けないようにと価格を下げ、人員を削る。

結果、サービスが低下し、リピーターは来なくなる。

130年の歴史があっても、140年目はないかもしれない。

なぜ、共存共栄しようと考えない?

湯快リゾートや、大江戸温泉物語は、将来性のないところには、進出しない。

価格だけ真似ても、勝てないよ。

3月の旅行で、湯快リゾートに宿泊した。

決して、「安かろう悪かろう」ではなかった。

格安だから…というイメージは、勝手な思い込みだった。

チェックインしたら、布団が敷いてある。違いはそれだけ。

従業員の気遣い、心遣いは、湯快リゾートのほうが良かった。

大江戸温泉物語にも宿泊したいと思っているが、なかなか機会がない。

箱が立派でも、中身が伴わなければ、意味がない。

外国人旅行者向けに特化するのも、ひとつの方法。

だけど、日本人にすら見向きしてもらえないという現状だろ?

旅館街に、旅館とコンビニしかないというのは、ある意味、終わってるよな。

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外国人、旅館にカモン 訪日最多…でも減り続ける宿数
鈴木洋和2015年6月21日11時10分

 訪日外国人の数が過去最多を更新するなか、旅館が減り続けている。観光庁は「時代のニーズに対応できず、外国人客の取り込みにも消極的だ」と指摘。先月から経営者らを対象にした無料オンライン講座「旅館経営教室」を立ち上げた。

■旅館数、30年で半減

 「旅館業は地方創生の要として期待が高まる一方、減り続けている。手を打たなければならない」。先月、観光庁が大阪市内で開いた「旅館経営教室」セミナーで、一般社団法人サービス産業革新推進機構の内藤耕・代表理事が、約90人の経営者らに呼びかけた。

 厚生労働省の2013年度衛生行政報告例によると、全国の旅館数は1983年度に8万1453だったが、13年度は4万3363に半減した。また、観光庁の宿泊旅行統計調査では、14年の客室稼働率はシティホテルの78%、ビジネスホテルの73・8%に対して、旅館は35・9%しかなかった。

 一方、日本政府観光局によると、14年の訪日外国人は前年より29・4%増の1341万3千人で、過去最多。観光庁の宿泊旅行統計調査によると、14年の近畿2府4県の外国人延べ宿泊者数は前年より33・2%増の1056万人だった。

 観光庁が今年1~3月、出国する外国人約1万人を対象にした消費動向調査では、5人に1人が訪日前、旅館に期待感を持ち、3人に1人が旅館に泊まった。

 旅館は外国人に人気なのに苦境なのはなぜか。

 日本政策金融公庫が12年、融資先の旅館約2千社を対象に、799社から回答を得た経営実態調査によると、外国人の集客に向けた取り組みを「している」は17・6%で、「していない」は82・4%だった。

 観光庁観光産業課によると多くの旅館が「外国語を話せる従業員がいない」などの理由で、外国人客の取り込みに消極的という。また、旅行形態が団体から個人に移行する中、旅館には従来通り団体客や旅行会社から回ってくる客に頼る傾向があるという。同課は「ニーズに合わせて頑張る旅館とそうではない旅館の差が大きい」と指摘する。

 観光庁は旅館を「単なる宿泊施設ではなく日本文化を継承し体現するかけがえのない存在」と位置づける。そのため、数の激減に危機感を持ち、5月には大阪市など全国4カ所で経営者らを対象にしたセミナーを開催。5月から8月にかけて、計20回の無料オンライン講座「旅館経営教室」を初めて開いている。

 経営の改善が訪日外国人の取り込みにもつながるとして、オンライン講座では内藤・代表理事が、無駄を減らしてサービスの質を上げる具体的な方法などについて講義する。登録者数は6月19日現在、約2900人にのぼっている。(鈴木 洋和)

■内装・庭の美 心つかむ

 大阪府河内長野市の温泉旅館「南天苑(なんてんえん)」では5年前は月に数組だった外国人客が、現在は平日宿泊客の6割ほどを占める。2013年に英語版のホームページを作り、14年に中国語版と韓国語版を追加した。海外の宿泊予約サイトにも登録。宿泊客の書き込みなどがきっかけで外国人が訪れるという。

 米国から友人2人と訪れたジャン・バーズレーさん(64)は5月末、インターネットで南天苑を見つけ滞在した。「内装も庭も美しい。日本だからできる経験です」

 南天苑のある天見温泉は、大阪・ミナミから電車で約40分の山あいにある。白浜温泉(和歌山県)や有馬温泉(兵庫県)に比べると知名度は低いが、外国人には日本人ほどの既成概念がないため、名前に引っ張られずにネットで見つけて宿泊するという。

 本館は築100年ほど。これまで部屋にトイレを付けるなど維持や改修を繰り返した。山崎一弘社長(55)によると、現在の悩みは露天風呂が無いことだ。外国人にも「温泉といえば露天風呂」のイメージが定着し始めている。ネットで「大阪 温泉 露天風呂」で検索し、浮上しないのは致命的という。

 そこで、宴会場として利用する離れを露天風呂付き個室に改装する。資金は約1200万円で、ネットを通じて不特定多数の人から資金を募る「クラウドファンディング」を利用する。

 女将(おかみ)の山崎友起子さん(56)は「外国人のお客様は和風建築や自然環境などこちらの魅力を分かってくれる。長く滞在してもらえるように、周辺地図を作るなどソフト面でも工夫したい」と話している。(鈴木洋和)

■意識変われば好転のチャンスも

 和歌山大学の広岡裕一教授(観光学)の話 旅館には従業員が少なく、外国人を取り込もうという発想に至らないのが現実。早朝や夜の勤務があるなど労働時間が不規則などの理由で、人材の確保が難しい。しかし、意識が変われば好転するチャンスはある。外国人の中には、旅館に泊まりたくてもアプローチの仕方が分からない人がいる。外国人向けの旅館サイトを充実させることも大切だ。

http://digital.asahi.com/arti
cles/ASH5W5R5BH5WPPTB00G.html
 
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         (最終更新:2017年09月12日(火)23時16分)
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