究極の直葬方法とは…

2017年05月28日(日)00時24分
                 
ここ数年、喪服を着る機会が増えた。

近くの親戚に、遠くの親戚、ご近所さんを含め、参列することが多くなった。

当地は、家族葬は皆無。

香典を取らない一般葬が主流。しかも、どういう訳か、自治会と提携している葬儀業者を使うのが暗黙のルールみたいな。

自治会と特定の葬儀業者が繋がっているというのは如何なものか?とも思うが、意見する立場にない。

以前、こんな話が舞い込んできた。

葬儀屋を通さずに火葬してもらう方法はないか?と。

入院設備のある病院で亡くなると、病院と提携している運送業者(ご遺体はモノ扱いとなる)を紹介され、ご自宅に搬送されるのが一般的。

そこから、葬儀業者に依頼するというのも一般的だが、場合によっては、一般的なことができない場合がある。

それは、「お金がない」場合。

葬儀というのは、突然やってくる。

最近では、「家族葬」というのも少なくないようだが、「家族葬」にしろ、「通夜なしの告別式だけ(一日葬)」にしろ、お寺さん(住職)を呼べば、それなりに費用がかかるのも事実。

「家族葬」専用の式場もあるが、決して安くはない。

葬式も出せないのか?なんて言ってる間に、ご遺体は、腐敗し始める。

何でもいいから、一番安く済む方法を、すぐに調べてくれという依頼。

便利屋じゃないんだけど…。

葬儀に参列した経験はあっても、葬儀を行った経験はない。

不謹慎な話だが、俺が喪主になるのは、両親が亡くなる時だけだろうから、どんな手続きが必要で、どれだけの費用がかかるかなんて、聞かれても即答できない。

で、和歌山市斎場に問い合わせてみた。

言葉は悪いが、最終的に火葬するのは、そこだから。

是々云々で…と尋ねると、「葬儀屋さんに相談してください。でも、こちら(斎場)では、葬儀屋さんを紹介することはできません。」とのこと。

しかし、「葬儀屋を通さずに方法がないのか?」と尋ねると、「棺(棺桶)さえあれば、物理的には可能。」とのこと。

市役所での必要な手続きが済んでいれば、ご遺体を棺に入れて、斎場に持ち込めば、使用許可を受けようとする方又は死亡された方の住所のいずれかが和歌山市民ならば、
霊安室が、1体 24時間以内 4,110円で利用できる。
火葬場は、12歳以上(1体) 10,000円で利用できる。

つまり、「棺(棺桶)」さえあれば、14,110円で、火葬してもらえるということだ。

「こういう方法で利用する人は居るのか?」と尋ねたら、「一般的には、ない。」とのこと。

そもそも、「棺(棺桶)」だけを購入することは可能なのか?

楽天市場で検索したら、唯一、1店舗あった。しかし、事前準備ならともかく、すぐに必要という場合は、不可能だろう。

骨壷と棺の冠婚葬祭研究所は葬儀用品の骨壷や棺桶を販売しています
冠婚葬祭研究所 楽天市場店

この話を持ってきた人物は、俺の知人の知人、つまり、全くの無関係の間柄。

最終的に、どういう方法で解決したのかまではわからない。

しかし、ある意味、考えさせられる話だよな。

「お金がない」から「葬式ができない」という話。

他人事では済まされない問題なのかもしれない。


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         (最終更新:2017年12月26日(火)23時22分)
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